
『ルール(基準)が守られない要因』について解説します
人には生まれ持った性格やこれまで人生を歩んできた経験があります。特に年齢が高くなるにつれ自分の性格や考え方を変えることは難しくなりますので、ルール(基準)を守らないケースも起こりやすくなります。ここではその要因と対策について考えることで、ルール(基準)が守られるような施策を参考までにご紹介します。
1.ルール(基準)が守られない要因分析
要因分析になりますのでWHYツリーを使って考えます。
そもそもルール(基準)の存在自体が曖昧になっているケースがあります。従って、まずは「ルール(基準)が存在するか/しないのか」からスタートします。
仮にルール(基準)が存在しても、知られていなければ意味はありません。従って、次に「ルール(基準)が周知されているか/されていないのか」を考えます。
問題は、周知されているにも関わらずルール(基準)が守られていないケースです。ケースとしては「守りたいけど守れない」「守るつもりがないから守れない」のいずれかが考えられます。前者は過失によるものであり、”忘れていた” ”やり方がわからなかった”などが該当します。また後者は故意によるものであり、”やるつもりがなかった” ”物理的に不可能だった”などが該当します。
アイデアベースで恐縮ですが、ルール(基準)が守られない要因を下記に作成しました。参考までにご参照ください。

(ルール(基準)が守られない要因一覧)
2.対策の立案
上記の要因一覧を整理し直し、対策を検討してみました。こちらもアイデアベースで恐縮ですが、参考までにご参照ください。

(対策の方向性)
「ルールが守られない」と聞くと「ヒトの問題。しっかり指導すれば問題は解決する」と考える人が多いのですが、深堀りしていくとヒトの問題以外に組織の問題も潜んでいます。またヒトの問題も教育だけに留まらず、ヒトが組織に対して貢献しようと考える『職場環境』や『人事制度』まで整備していくことが必要であることをご理解いただけたのではないでしょうか。
改めて記載しますが、ルール(基準)が守られない要因は、ヒトだけの問題ではありません。企業の問題になります。各職場で労働する人がルール(基準)を守ろうとする環境を組織としてつくりあげてください。
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