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Aー9.問題把握(フレームワーク)


 

『問題把握で活用するフレームワーク』について解説します


現状分析の結果から自社(自分)の問題点を把握します。問題を把握する際に活用するフレームワークには、これと言ったものはありません。ここでは問題把握のみならず、現状分析や課題抽出などでも頻繁に活用できるフレームワークについて解説します。

 
(問題解決のフロー図)


1.MECE                               


漏れ(抜け)やダブりなく情報を完全に網羅することです。検討段階で漏れ(抜け)やダブりがあると、結論を導く段階で本来検討すべき内容を見落としてしまう危険性があります。そのような状況にならないようにしっかりと情報を整理していくことが必要になります。


2.ブレインストーミング(KJ法)                    


MECEに近づけるために数多くのアイデアを出すことです。ひとりで考えるとMECEにならない可能性もでてきます。それは思い込みや先入観などパターン化した思考が新たな可能性を見つけ難くするからです。3人寄れば文殊の知恵ということわざがある通り、様々な思考を持った複数人で意見を出し合ったほうが新たな可能性を見つけやすくなります。従ってほかの人の意見を聞く、あるいは視点を変えて考えることが必要になります。


3.論理的推論                              


事実や意見、事例など現時点で把握している情報から真因や仮説、改善の方向性などの結論を導くことです。演繹法と帰納法があり、いずれも点と点を線で結ぶ役割を果たしています。推論の際に結論を急ぐと誤った結論に至る可能性もあるため、各事実や意見、事例が論理的に繋がっているかひとつずつ確認することが必要になります。


4.包括関係                               


あるテーマと別のテーマの関係性の大小を整理することです。内包と外延、必要条件と十分条件があります。関係性の大小を整理することによって思考の混乱を防ぐことができます。


5.ロジカルツリー                            


現状や問題、課題、解決策などについて前後の関係性を論理的に整理していくことです。WHATツリー、WHYツリー、HOWツリーがあります。WHATツリーは現状、WHYツリーは過去(原因追及)、HOWツリーは将来(問題解決)で活用します。説得力のある結論を導くためには論理構成を明確にすることが必要になります。



 
 


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