top of page

Bー5.貸借対照表(具体例)


 

『貸借対照表』の具体例について解説します


経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここでは貸借対照表(家計簿)から現金預金(貯金)を増やすためのポイントについて確認していきます。

 


「生ハム」を加工販売している経営者A                   


貸借対照表

ある年の貸借対照表は以下の通りでした。


(貸借対照表:前年、前年比較)


(評価指標)



現状評価(改善の方向性)

今年は前年と比較し資産は15万円減少。負債が順調に減少しています。現金預金が40万円増加した一方で、売掛金、棚卸資産も増加していますので注意が必要です。当座比率、固定比率、借入金比率ともに改善。主要因は黒字が維持でき、継続的に長期借入金が返済できている点にあると考えられます。順調な経営と言えますが、依然として固定費や借入金比率が高い点は注意が必要です。



「卒業後の進路」を考えている大学生B                   


貸借対照表

ある年の貸借対照表は以下の通りでした。


(貸借対照表:前月、前年比較)


(評価指標)



現状評価(改善の方向性)

今年は前年と比較し資産は2万円増加。現金預金が20万円減少した一方で、負債が3万円増加しています。当座比率、固定比率、借入金比率ともに悪化。主要因は黒字が維持できているものの、その黒字は現金預金ではなく資産に姿が変わっている点にあります。現金預金の減少は生活が破綻しかねませんので注意が必要です。



「貯金」を考えている主婦C                        


貸借対照表

ある年の貸借対照表は以下の通りでした。


(貸借対照表:前月、前年比較)


(貸借対照表:評価指標)


現状評価(改善の方向性)

今年は前年と比較し資産は6万円減少。現金預金が14万円減少した一方で、固定資産(家具家電)が増加しています。今期は臨時出費もあり貯金③は赤字。当座比率、固定比率、借入金比率ともに良好。家電の買い替えによる固定資産の増加で固定比率は悪化していますが問題ありません。




貸借対照表の解説は以上です。またネタが思いついたら追記します。
 
 


Yアカデミー

©2023 Yアカデミー

bottom of page