
『アクションプラン』について解説します
計画を策定する際はSMARTモデルに心掛け、目標や取り組み内容を明確にすることで実行に移しやすくなります。ここではその方法について解説します。

(問題解決のフロー図)
1.アクションプラン
行動計画を創ることです。誰が、何を、いつまでに、どのように、コストはいくらかけるか 3W2H(場合によっては5W2H)の視点で行動と目標を明確にします。
誰が
組織であれば部門だけではなく担当者まで決めます。課題解決はチームで行う共同作業になります。従って役割と責任、権限を予め明確にしておくことにより、実施しなかったという事態を回避するようにします。
何を
具体的な取り組みを創る必要があります。ロジカルツリー(WHATツリー)でおおきなテーマからちいさなテーマへと掘り下げて考えるとわかりやすくなります。
いつまでに
短期計画であれば1年以内、中長期計画であれば3~5年間の期間で計画を組みます。1年以内であれば月別(可能ならば旬別まで)、中長期計画であれば半期別(可能ならば四半期別まで)を目安に決めるとわかりやすくなります。
どのように
具体的な取り組みを創る必要があります。ロジカルツリー(HOWツリー)でおおきなテーマからちいさなテーマへと掘り下げて考えるとわかりやすくなります。
コストはいくらかけるか
調査費用や試作費、サンプル購入など戦略の実行には費用が掛かります。予め予算化することにより支出をコントロールすることが必要になります。
別の記事で記載した『カフェ』の課題は「コーヒーを知り興味を持ってもらう」ことであり、その課題解決の戦略として「新商品『大正ロマン珈琲豆』を開発・販売する」「有名人がこよなく愛する味・店舗をPRする」を挙げました。
ここでは「新商品『大正ロマン珈琲豆』を開発・販売する」について検討してみます。
「大正ロマン珈琲豆」には新種のコーヒー豆を採用しようと考えています。従ってまずは「新種のコーヒー豆の特徴を調べること」が必要になります。次にその特徴を活かした焙煎やブレンドなど「新種のコーヒー豆を活かした製法を考えること」も必要になります。それらは味や香りと言った商品自体の開発になります。
他社との差別化を図った商品が完成したならば、次に商品販売の開発を行います。例えば新種のコーヒー豆を採用しようと思った理由、苦労、消費者に対する想いなど「商品ストーリーを考えること」が必要になります。商品ストーリーができた後は、商品をより魅力的にする「ネーミングやパッケージを考えること」や「販売先や販売方法を考えること」も必要になってきます。
以上を「新商品『大正ロマン珈琲豆』を開発・販売する」というテーマのアクションプランとして、下記の通り作成しました。

Comentarios