
『ブレインストーミング(KJ法)』について解説します
アイデアは人の数だけ存在します。多くの意見、アイデアを集めることで現状の把握や問題の追究、課題解決策の立案などの精度を高めることが可能になります。ここではその方法について解説します。

(問題解決のフロー図)
(1)意味
MECEに近づけるために多くのアイデアを出すことです。ひとりで考えるとMECEにならない可能性もでてきます。それは思い込みや先入観などパターン化した思考が新たな可能性を見つけ難くするからです。3人寄れば文殊の知恵ということわざがある通り、様々な思考を持った複数人で意見を出し合ったほうが新たな可能性を見つけやすくなります。従ってほかの人の意見を聞く、あるいは視点を変えて考える必要があります。
(2)具体例
例えば「良いお店の雰囲気」について考えたとします。Aさんは「ハード面」から照明が明るい、清潔感があると回答しました。Bさんは「ソフト面」から挨拶が気持ちいい、笑顔が素敵と回答しました。Cさんは「機能面」からWiFiがある、机が広いと回答しました。いずれも間違いではありませんが、Aさんのみでは気が付かなかった別の視点がBさん、Cさんのお陰で明確になりました。またひとりで考えるときも、自分視点、他人視点、店舗視点で考えるようにするとパターン化した思考に新しい可能性を見つけることができるようになります。

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