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アンゾフの成長マトリクスの私生活への応用



市場を「社会(コミュニティ)」、商品を「性格(アイデンティティ)」に置き換えて考えると私生活で誰かが行っている戦略がよくわかります。例えばクラスの友達と遊びに出かける頻度を増やしたりlineでのやり取りを増やすことは現在の関係をさらに深耕することに繋がりますので「市場拡大戦略」、髪や服装を変えるイメージチェンジは新しい自分をクラスのみんなに見せることになりますので「新商品開発戦略」、SNSやサークル活動などで今まで関係が無かったコミュニティに交友関係を広げることは自分の日常生活とは異なる社会に幅を広げることになりますので「新市場開拓戦略」、スポーツで培ってきた精神力や体力を活かし警察官や自衛官になることは「多角化戦略」と言えます。

またクロスSWOT分析では「自分の強みを外部環境の機会にぶつける」と成功の確率が高まると解説しました。友達との関係をさらに深耕する手段としてlineもありますが、文章が苦手だとうまく深耕が図れないかもしれませんし、逆に歌が得意ならば、再流行気味のカラオケに行くとうまく深耕が図れるかもしれません。新しい自分をみんなに見せようとイメージチェンジする際も、自分の自信があるパーツがうまくアピールできる流行の髪型にするとうまくいくかもしれません。単に戦略を打つのではなく、あくまでも「自分の強み」を「流行、人気」に合わせてアピールできる戦略を打つようにしましょう。

余談ですが、私は4人の子供を持つ父親です。子供が成長して髪型を気にしている姿を最近よく目にします。診断士的に「おっ、新商品開発戦略だね!もっとこうしたら良さが倍増するよ」とアドバイスしても聞き入れてもらえません。友達と出かけるときに「市場拡大戦略・・・」と言っても同様です。なぜでしょうか?「お互いの信頼関係がない」とか「実績がない」などの理由も考えられますが、きっと「ウザい」が正解だと思います。うまくいかないものです。


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