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Cー1.リスクアセスメント(目次)


 

『リスクアセスメント』について解説します


怪我や病気、会社の倒産などにより、急に日常生活が破綻してしまうことが時として起こり得ます。それらは自らの考えや行動で直接的に招いてしまうこともあれば、自然や社会環境の変化による間接的な影響を受けて招いてしまうこともあります。起こり得るリスクに対して事前に準備しておけば、有事の際の影響を最小限に留めることが可能になります。ここではリスクの洗い出し、抽出から評価および対策の立案を進める上で必要なプロセスについて解説します。

 

リスクアセスメントの3ステップ



1.すべてのリスクの洗い出し(記事2~記事7)             

MECE、ブレインストーミング、ロジカルツリー(WHATツリー)

 

リスクを考える際、まずはカテゴリーを定め、カテゴリー毎に考えられ得るすべてのリスクを洗い出す必要があります。カテゴリーとしては「食品安全」「労働安全」「経営」などが、またリスクとしては「食品安全」であれば微生物汚染や異物混入など、「労働安全」であれば転倒や火災など、「経営」であれば人材の流出や資金ショートなどが挙げられます。それらリスクの洗い出しにはMECEやロジカルツリーを活用します。”考えられ得る”という視点では、ブレインストーミングで様々な意見を集約することで抜けや漏れが無くなるようになります。

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2.リスクの抽出・評価(記事8~記事13)                 

2✕2マトリクス

 

すべてのリスクが自分(自社)に該当するとは限りません。次のステップとして、各リスクが自分(自社)に該当するか否か一つずつ抽出していくことが必要になります。そのためにまずは自分の生活や仕事の流れを把握します。ここでもMECEやロジカルツリー、ブレインストーミングを活用します。そして自分の生活や仕事の流れに各リスクを照らし合わせ、該当するか否かチェックしていきます。ここまでがリスクの抽出になります。リスクを抽出した後は、そのリスクを評価していきます。評価方法は重篤性と発生頻度(可能性)の2軸で考えます。評価の結果、リスクの大小が決定しますので取り組むべき優先順位を明確にすることができるようになります。

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3.リスク低減策の立案(記事14~記事17)               

リスク低減の3対策

 

リスク評価の結果、リスクが高いと評価されたものから優先的に対策を講じていきます。その際、”リスク低減の3対策(本質的な対策=使用しない/無くす、工学的な対策=機械による制御/排除、管理的な対策=ヒトによる制御/排除)”をベースに組み立てることで安定したリスク低減が可能になります。

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各ステップの手順は別の記事にて解説します。

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