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Aー28.改善・戦略の立案(具体例)


 

『優先順位の決定』の具体例について解説します


経営者、学生、主婦の3ケースをつくってみました。ここでは優先順位の高い課題に対するアプローチ方法としての戦略(積極的戦略展開)を決定します。

 
(問題解決のフロー図)


「生ハム」を加工販売している経営者A                   


ビジョン
ここでしか味わえない食肉加工品を世に広めること

課題の優先順位
将来のあるべき姿を創造すること
明確な販売戦略を策定すること
熟成生ハムに代わる第2の柱を創造すること

外部環境(機会)
1.イタリアからの生ハム輸入禁止が続いている
2.生ハムの国内生産量は年々増加傾向にある
3.家庭で作るおつまみがマンネリ化しつつある

内部環境(強み)
A.新しいことへのチャレンジ精神
B.家族経営ゆえに追及できるこだわりの生ハム
C.留学経験を活かした食肉加工品以外の
  イタリアン商品の開発

最終的な課題(再修正)

ここでしか味わえない食肉加工品の販売および商品戦略を立案すること


戦略(積極的戦略展開)

生ハム使った高価格帯の家庭用イタリアン惣菜の開発(新商品開発)

解説


「卒業後の進路」を考えている大学生B                   


ビジョン
自分の軸を確立すること


課題の優先順位
自信を持つ習慣を身につけること
人生を振り返って一番楽しかったことを見つけること

外部環境(機会)
1.労働移動円滑化が推進されている
2.就職・転職に有利な資格がある
3.自分らしさを大切にする傾向がある

内部環境(強み)
A.金銭的に余裕があり自分がやりたいことが
  できる環境
B.市から表彰されるほど子供や高齢者のため
  にサポートする姿勢
C.人のためならば最後まで諦めずやりきる姿勢

最終的な課題(再修正)
自信を持つ習慣を身につけること
人生を振り返って一番楽しかったことを見つけること

戦略(積極的戦略展開)

福祉関係の資格取得(強みの強化)

解説


「貯金」を考えている主婦C                        


ビジョン

サロンを早く開業すること


課題の優先順位
低資金で開業できるビジネスプランを策定すること
ライバルを増やさないこと(競争優位を確立すること)

外部環境(機会)
1.デジタル発展によりCtoCモデルができている

2.可処分所得が減少している

3.副業を認める企業が増えつつある


内部環境(強み)
A.家事テクスキルを持った保育士

B.自分がやりたいことを認めてくれる家族

C.人と話すことが好き


最終的な課題(再修正)
ライバルに真似できないビジネスプランを策定すること

戦略(積極的戦略展開)

保育園や託児所への出張講座(市場開拓、種蒔き)

解説



改善・戦略の立案の解説は以上です。またネタが思いついたら追記します。
 
 


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